社長の本棚 「妄想する頭 思考する手」

 

『スマートスキン』って知っていますか?

名称は聞いたことがなくても、ほとんどの方が触っています。

スマートフォンの画面で、指使って文字や画像を大きくしていますよね。

あれです。

あれをスマートフォンが世に登場する前に開発された方が

東京大学大学院教授・ソニーコンピュータサイエンス研究所副所長の

暦本純一氏です。

今回は、暦本純一氏の

「妄想する頭 思考する手 ~想像を超えるアイデアのつくり方」

の超・単純化したご紹介と私がこの本から何を引き寄せたか、を綴ります。

 

【社長の本棚を書くひと】

妄想系コンサルタント(株)コミュニティデザイン研究所の杉本です。

経営者・次世代幹部の方々が孤独に温めているビジネスプランのお話しをお聴きし、自信を持ってカタチにしてもらう仕事を(も)しています。

これまでご担当させて頂いた多くの方々が成功され、昇進し、定年退職までお見送りして参りました。

「イノベーションのスタート地点には、必ずしも解決すべき課題があるとは限らない」

いきなりしびれる一節が飛び込んできます。

多くの企業などが取り組んでいる「課題解決型イノベーション」がある一方、何の役に立つかわからないもの(開発時点のスマートスキン)、やりたいことをやりとおすイノベーションもあるということ。

暦本氏いわく

”現時点では誰しも「正しい」と認める目標が、数年後には意味をなさなくなる可能性もあるし、新しい課題が出現する可能性も常にある。だから、今の時点で「正しい」とわかっている課題の解決だけを目指せばよいというものではない。”

つまり、

”課題解決型の真面目なやり方だけでは、予測不可能な未来に対応するイノベーションを起こすことはできない。”

そして、

”想像を超える未来をつくるために必要なのは、それぞれの個人が抱く「妄想」だと私は思っている。”

例として、誰も課題を感じていないのに、世の中の大きなニーズを引き出して大ヒットした商品として、古いがソニーのウォークマンを挙げている。

「素人のように発想し、玄人として実行する」

暦本氏が引用したロボット工学やコンピュータビジョンの世界的な権威のカーネギーメロン大学の金出武雄氏の言葉です。

金出氏は、「ロボットに目を授けた男」と呼ばれ、顔認証システムの論文を世界で最初に書いた人で、1995年には自動運転を実験してそうです。

発想は大胆に、でも実現をするためには高い技術力が必要だ。というです。これを暦本氏は、研究テーマの良し悪しを評価する際に、発想の大胆さを「天使度」、技術の高さを「悪魔度」として次のようなマトリックスを作っています。

このほかに、発想法とその収斂の仕方について書かれていますが、

攻殻機動隊好きにはたまらない内容が後半に書かれています。

さて、ここから私が引き寄せた、いや今回は決意かも、は・・・

一応、妄想系コンサルタントと称していますので、

PDCAやKPIなどでがんじがらめになっている、

本来ならイノベーションの担い手になるであろう

若い人たちの脳をどう柔らかくしてあげらるか?

「そんな発想していいのですか?」「でも、上司に怒られそう・・・」

「そんなこと言われても現実は・・・」

これじゃ、まるで進撃の巨人の壁の中です。

私のお役目は、彼らに壁の外の世界を見てもらうこと。

そのためには壁を壊さなければなりません。

そうです、私のお役目は、経営層の意識改革で、

彼らに妄想からのイノベーション経験をしてもらわねば

壁の撤去などありえません。

彼らも若い時、妄想していたに違いありません。

彼らに寄り添って、妄想の火をふたたび燃え上がらせる

それが私の仕事。。。

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