株式会社CDIコミュニティデザイン研究所
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コミュニティデザインとは何か
住宅の分譲地販売を例にご説明しましょう。これまで、デベロッパーは土地を区画整理し、住宅を建て、お客様に販売するとそれで仕事は終わり。また新たな土地を探し、住宅の分譲をまた一から繰り返すだけでした。
しかし、デベロッパーが住宅を売り切って分譲地から去っても、住人の生活はずっと続きます。しかも年を経るごとに住人の生活や家族構成は変化し、ニーズも変わっていく。企業はそこを適切にフォローし、住人や行政と一緒によりよい街に育てていけば、そこに新たなビジネスチャンスが生まれ、街のブランドも形成されていくはずです。
ところが、短期的な利益にばかり目が向く結果、そうした取り組みはあまりなされていないのが現状です。これは他のプロダクトでも同じことが言えるでしょう。つくったものを売り切ることだけ考えて、「育てる」という発想がない。これでは焼き畑農業と一緒です。
確かに、ひとつの商品を育てることは簡単ではありません。時間もかかるし、一企業内のリソースだけでは不可能で、消費者、NPO、あるいは行政などと連携する必要があるからです。デベロッパーの例で言えば、住宅の分譲はひとつの企業で完結できますが、街づくりになると企業単独では無理、ということです。
同様に、街づくりは消費者単独でも、行政単独でも不可能です。こうした枠組みを超え、目的に応じて企業、消費者、NPO、行政がコミュニティを形成し課題に取り組む必要がある。しかし、異なるセクターにいる者同士が出会う機会は非常に少なく、まして協業するケースは最近になってやっと散見されるようになったのが現状です。
そこで必要になるのが、本来なら出会うことはない異なるセクター同士をマッチングし、お互いの境界を融合して、コミュニティとしてひとつの方向性を打ち出すファシリテーターの役割です。このように、新たなコミュニティの創造をデザインする行為をコミュニティデザインと呼び、当社の果たすべき役割として位置づけています。
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